第二種電気工事士の電圧降下
こう長を2倍する理由と抵抗の範囲
先に答え
電圧降下は往復の電線抵抗で計算する
線路の抵抗だけを考える単相2線式
e=I×(行きの抵抗+帰りの抵抗)。往復合計の抵抗が与えられていれば重ねて2倍しません。
試験センター:配電理論及び配線設計の出題範囲・解説 ↓01 電線1本の抵抗か回路全体かを読む
電線1本の抵抗か回路全体かを読む
線路の抵抗だけを考える単相2線式では、電圧降下e=I×(行きの抵抗+帰りの抵抗)です。同じ長さ・同じ抵抗の電線なら、1線の抵抗をrとしてe=2Irとなります。
こう長は配線経路の長さを表します。電源と負荷の間の片道の長さLから1線の抵抗を出した場合、二つの電線を通るため2倍が必要になります。「こう長」という語だけに反応せず、与えられた抵抗の対象を読みましょう。
02 長さ当たりの抵抗を単位に合わせる
長さ当たりの抵抗を単位に合わせる
電線の抵抗がΩ/kmで与えられ、長さがmなら、長さをkmへ直すか、抵抗をΩ/mへ直します。長さの換算と往復分の処理は別の操作です。式の途中に単位を残すと、換算の漏れを見つけやすくなります。
負荷電流を求める際にも、負荷端の電圧か電源電圧かを区別します。抵抗負荷の消費電力と負荷端電圧が与えられるなら、その負荷端電圧でI=P÷Vを計算します。
03 電力損失と求める量を取り違えない
電力損失と求める量を取り違えない
| 求める量 | 線路抵抗の合計をRとした式 | 単位 |
|---|---|---|
| 電圧降下 | e=IR | V |
| 電力損失 | Ploss=I²R | W |
どちらも同じ線路抵抗を使いますが、電圧と電力では式と単位が違います。ここで扱う抵抗だけの単相2線式の式を、リアクタンスのある回路や三相回路へそのまま移さないようにしてください。
よくある質問
電圧降下ではいつでも2倍しますか?
いいえ。単相2線式で1線分の抵抗から計算するときの処理です。往復合計の抵抗が与えられている場合は重ねて2倍しません。
出典と確認日
数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07
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