第二種電気工事士の単相3線式
中性線断線で電圧が変わる理由
先に答え
断線で2負荷が直列になると抵抗比で分圧
単相3線式で二つの抵抗負荷が直列になる条件
線路抵抗を無視し負荷の抵抗値が変わらない前提では抵抗が大きい側ほど電圧が大きくなります。断線位置と負荷の条件から回路を描き直します。
試験センター:配電理論及び配線設計の出題範囲・解説 ↓01 正常時は100Vと200Vを取り出せる
正常時は100Vと200Vを取り出せる
単相3線式100/200Vでは、各外線と中性線の間から100V、外線同士の間から200Vを取り出します。正常時の中性線の働きと、断線した後の回路は分けて考えます。
単に中性線電流が零という記述と、中性線そのものが切れている状態も同じではありません。負荷が平衡なら、健全な中性線にも電流が流れない条件があり得ます。図の断線位置を確かめてください。
02 断線後は直列回路として分圧する
断線後は直列回路として分圧する
外線間200Vにつながる二つの抵抗負荷R1・R2が、中性線断線で直列になる条件なら、V1=200×R1÷(R1+R2)、V2=200×R2÷(R1+R2)と計算できます。線路抵抗を無視し、負荷の抵抗値が変わらない前提での関係です。
同じ電流が二つの抵抗を通るため、抵抗が大きい側ほど加わる電圧が大きくなります。断線後も定格消費電力が維持されるとして、P÷100から電流を計算し直す方法は使いません。
03 定格電力から抵抗へ戻して考える
定格電力から抵抗へ戻して考える
- 各負荷の定格電圧と定格電力を読み、抵抗負荷ならR=V²÷Pで抵抗を求める。
- 断線後の図から、本当に二つの負荷が直列になるか確認する。
- 外線間電圧を抵抗比で分ける。
- 二つの電圧の和が外線間電圧になるか検算する。
同じ定格電圧の抵抗負荷同士なら、定格電力が小さい側ほど抵抗は大きくなります。「電力が大きい機器ほど断線後の電圧も大きい」と直感で選ばないようにしましょう。
よくある質問
中性線が切れたら必ず片側が過電圧になりますか?
負荷の抵抗が同じ等の条件では等分される場合もあります。断線位置・負荷の種類・抵抗値の条件から回路を判断します。
出典と確認日
数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07
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