第二種電気工事士の力率改善
コンデンサを並列につなぐ理由
先に答え
遅れ力率は進相コンデンサの並列接続で改善
有効電力と電圧が同じで力率が改善すれば、電源からの電流を減らせます。過補償などもあるため、容量まで一律には決められません。
中小機構 J-Net21:力率の改善方法 ↓01 有効電力と皮相電力の比として読む
有効電力と皮相電力の比として読む
力率は有効電力Pを皮相電力Sで割った値です。単相ではS=VI、平衡三相では線間電圧V・線電流Iを使ってS=√3VIと表します。正弦波の条件では力率をcosφで表せます。
W・kWは有効電力、VA・kVAは皮相電力の単位です。「消費電力」と「設備に必要な容量」を同じ数字として扱わず、問題の単位から何を求めるかを判断します。
02 並列のコンデンサが遅れの成分を補う
並列のコンデンサが遅れの成分を補う
誘導性負荷の遅れ無効電流に対し、コンデンサの進み電流を利用して、電源側が負担する無効電流を減らします。負荷へ並列に入れる関係を、器具の名称と一緒に覚えてください。
負荷の有効電力と電圧が同じなら、力率が改善すると電源電流は小さくなります。これにより線路損失や変圧器等の負担を減らす効果があります。ただし、負荷の有効電力そのものが同じ割合で減るという意味ではありません。
03 試験では改善前後の何を一定とするかを見る
試験では改善前後の何を一定とするかを見る
電流の変化を考える設問では、有効電力と電圧が一定という条件を先に押さえます。改善前後で設備や負荷条件が違えば、力率だけの比較では決まりません。
「コンデンサを付ければよい」と実施工の容量まで断定しないようにしましょう。ここでは学科の基本関係を扱っています。現実の設備では高調波や過補償なども考慮し、設備に合う設計が必要です。
よくある質問
力率改善用コンデンサは負荷に直列ですか?
この基本的な力率改善では負荷と並列に接続し、遅れ無効電流を補います。
力率改善で負荷の消費電力も必ず減りますか?
同じ仕事をする負荷の有効電力が、そのまま力率の改善割合で減るわけではありません。電源電流や線路損失の変化と分けます。
出典と確認日
数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07
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