電験三種の水力・火力発電
エネルギーの流れと設備の覚え方
先に答え
水力と火力は原動機へ渡すエネルギーで比べる
水力・火力発電は、何のエネルギーで原動機を回し、発電機へ渡すかで比べると覚えやすくなります。
この記事で確認すること
01 水力は水から水車、発電機への流れ
水力は水から水車、発電機への流れ
水力発電は、水の落差や流れを利用して水車を回し、水車と軸でつながる発電機で電気をつくります。岩手県企業局の説明では、取水口、水圧鉄管、水車、発電機の順に設備を確認できます。
| 設備 | 流れの中での役割 |
|---|---|
| 取水口 | 発電に使う水を取り入れる |
| 水圧鉄管 | 水を水車へ導く |
| 水車 | 水のエネルギーを回転へ変える |
| 発電機 | 軸の回転を利用して電気をつくる |
02 汽力発電は蒸気を水へ戻すところまで追う
汽力発電は蒸気を水へ戻すところまで追う
火力発電には方式の違いがあります。ここでは汽力発電を中心に、燃料の熱で水を蒸気に変え、蒸気でタービンを回して発電機を動かし、蒸気を冷やして水へ戻す流れを確認します。
「熱で発電」とだけ覚えると、蒸気タービンと発電機の役割が混ざります。熱を受け取る過程、回転へ変える過程、電気へ変える過程に分け、冷却や循環の設備がどこにあるかを図に書きます。
03 計算では取り出す位置と効率を確認する
計算では取り出す位置と効率を確認する
水力で落差や流量が与えられたら、総落差と有効落差のどちらか、求めるのが水の持つ動力か電気出力かを区別します。効率が示されている場合は、どの段階の入出力の比なのかを確認します。
火力でも、燃料が持つ熱量と電気として取り出すエネルギーを混同しません。時間あたりの量か、ある時間の合計かを読み、熱や電気の単位をそろえてから式を使います。効率の数値は実在の設備の代表値を作らず、問題で与えられた条件を使ってください。
04 似た設備は比較表を自分で完成させる
似た設備は比較表を自分で完成させる
- 入力エネルギー、原動機、発電機、戻りの経路を空欄にして説明する。
- 水力の方式や水車、火力の方式ごとに、何が変わるかを教材で補う。
- 起動・調整や水量・燃料など、運用上の条件も分けて記録する。
- 公式の公表問題で、図と用語が対応するか確認する。
水力・火力は電力科目の一部です。原子力、再生可能エネルギー、蓄電、送配電などを省略してよいという意味ではありません。全体の範囲は電力の要点で確認します。
よくある質問
水力と汽力発電で共通する見方は何ですか?
水車やタービンで回転を得て、発電機へ渡す過程を追います。入力エネルギーと原動機の違いを比較します。
火力発電はすべて蒸気タービンですか?
方式の違いがあります。本記事の蒸気の流れは汽力発電を中心とする説明で、すべての火力に同じ構成を当てはめません。
出典と確認日
数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07
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