電験三種の計算が苦手な人へ
式変形・単位・電卓を分けて直す
先に答え
計算の苦手は立式・式変形・入力に分ける
- 解説で最初に分からなくなった行を探す。
- 立式・式変形・入力のどこで止まるかを分ける。
- 本番で使える電卓で時間内演習をする。
電験三種の計算対策は、公式が出てこないのか、式を変形できないのか、入力を間違えるのかを分けるところから始めます。
この記事で確認すること
01 解けない計算を工程で切り分ける
解けない計算を工程で切り分ける
| 止まる工程 | 確認すること |
|---|---|
| 図・条件の読み取り | 同じ接続点、電流の分岐、入力と出力を示せるか |
| 立式 | 求める量と与えられた量を結ぶ関係を選べるか |
| 式変形 | 分母、平方、平方根、符号を保って変形できるか |
| 単位換算 | 問題の単位と公式へ代入する単位が一致しているか |
| 電卓入力 | 括弧の代わりの計算順やメモリの値を管理できるか |
この分類は復習の提案です。間違えた答えだけでなく、どの工程まで自分でできたかを残すと、数学と電気理論のどちらに戻るか判断できます。
02 数字を入れる前に文字式を整える
数字を入れる前に文字式を整える
たとえば直流の抵抗でV=IRからIを求めるなら、I=V/Rと変形してから代入します。抵抗の消費電力P=VIは、同じ抵抗のV=IRと組み合わせるとP=I²R、P=V²/Rになります。どのV・I・Rが同じ素子に対応するかをそろえる必要があります。
複雑な分数は分子と分母を紙に分け、単位を書いてから入力します。途中で丸めた値を何度も使い回さず、最後に必要な精度へ整える手順を決めてください。
03 本番で使える電卓で練習する
本番で使える電卓で練習する
受験案内では四則演算と開平計算(√)のできる電卓を使えます。数式を記憶できる電卓、関数電卓、印字機能付き、電子パット付き、定規付きの電卓は使用できず、目的外の機能のある電卓も使えません。音も出せません。電卓の貸与はないため、自分で規定に合うものを用意します。
平方根、分数、連続した乗除、メモリ機能の消去などを実機で練習します。手元の関数電卓が便利でも、本番用の電卓で再現できない解法をそのまま覚えないでください。出典:下期受験案内39頁。
04 時間内演習では立式の迷いも計る
時間内演習では立式の迷いも計る
解答までの時間を測るときは、式を選ぶまでと、計算を始めてからを分けて記録します。前半が長いなら原理と適用条件、後半が長いなら式変形と操作を復習します。
試験前は、計算を途中まで進めたまま別問へ移る場合に備え、求める量と残った式が分かるメモを練習しましょう。回路ごとの整理は直流・交流、直前の携行品は当日の持ち物へ進みます。
よくある質問
数学が苦手なら先に数学だけ学ぶべきですか?
式変形や分数で止まるなら、その操作を補います。全範囲をやり直すより、電気の計算で止まった行に必要な数学を確認する進め方を提案します。
関数電卓で計算できますか?
本試験では関数電卓は使用できません。四則演算と平方根に対応し、禁止機能のない電卓で練習します。
出典と確認日
数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07
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